2023-03-21 Day94: 本「ドーン」平野啓一郎 OUT OUT #94 本「ドーン」平野啓一郎 平野啓一郎初のSFという事で、SFファンとしては発売と同時に購入した記憶がある。 今回処分するにあたり再読したが、ほとんどストーリーの記憶がなく自分にびっくりしてしまった。前作「決壊」と間を空けず読んだので、文体が少し変わったかな?と感じた。初期の流麗華美な文体が元々好きなのだが、だんだん削ぎ落とされ簡潔な表現に変わっており、それが「決壊」「ドーン」間でも進んでいるように感じた。1人の作家の本を続けて何冊も読むと気づきがあり面白い。