2006年に出版された、精神科医の斎藤環氏の著作だ。ラカンというとちょっと構造主義的な思想もあるので学生時代に少しかじったが、しっかり深掘りした事がなかったので、面白そうだと思い当時読んでみた記憶がある。また、その頃の私は深夜残業が当然の職場で、本当に生きるか死ぬかみたいな精神・肉体状態だったので、つい本のタイトルに惹かれて手にとってしまった気もする。
私の本質はサブカルで倒錯的で高踏派なのだが、日々ビジネスパーソンとして真人間を演じており、生きるための抑圧が半端なかったのだ。「生き延びる」ためのマニュアル本なのかな?期待して読んだが、あまり役に立たなかった記憶だ。