OUT # 52 あいうえお学習タブレット
子どもに早いところひらがなを覚えさせないとまずい、という事で息子が幼稚園年中くらいの時に買った。あまり興味を示さなかったが親戚が遊びにきた際、辿々しくも得意げに息子がデモンストレーションしたところ大喝采を受け、その後少しやる気が出たようで、少し遊ぶようになった。
結局、年長の秋に小学校受験のテストに際し、もう覚えるしかない、と待ったなしの状態になり息子もひらがな・カタカナを死ぬ気で覚えた。何とか受験は合格したが、試験が終わった後は再び文字の読み書きは覚束なくなってしまった…
小学一年生になり、音読の宿題を毎日こなしたり、くもんを毎日やったり、読み書きの早い友人に刺激される事で無事に人並みに読み書きができるようになった。
親が必死に早期学習をさせようとしても子どもが興味がなければ身につかないし、時が来ればそれなりに出来るようになるものだ、と今になれば振り返れるが、当時は出来る子と比べてかなり焦ってしまっていた。子育ては大局観を持った方がいいと現在進行形で折に触れ自戒している。