365日のIN/OUT

アラフィフの女が毎日モノを捨てる日記。2年目

Review: 330日を終えて

30日ごとに中間Reviewを挟むことにする。
今期は雑誌や使わなくなった家電を処分したPhaseだった。あとため込んでいた空き容器(洗剤・シャンプー・化粧品の詰め替え用を買ったときに使えるかもと取っておいていた)処分できたのもよかった。

■変化

  1. 物欲がもはやほとんどなく人間として影が薄くなった感がある。前Phaseで危機感を持ったため、意識的に外出を増やしウィンドウショッピングしたり、おしゃれなカフェに足を運ぶようにしたところ、素敵なディスプレイ・インテリアに触発され、更に物を減らそうと思えるようになった。
  2. 少しものが減り、いろいろな場所が整理され、使いやすくなってきた気がする。ただもっと物を減らせばより快適になると思う。
  3. まだ全然着られるけど不要な服や、色の合わないデパコスといった、今までならちょっと捨てるのをためらってきたものを捨てられるようになった。断捨離感覚が1段階進んだ気がする。

■今後

  1. 引っ越し時の段ボール箱に入りっぱなしになっているもの(子どもの受験資料・オブジェ・キッチン用品等)を、箱を開封し整理していく。
  2. 本・DVD・CDを精査して処分していく。
  3. まだまだたくさん服がある。この秋冬も服を買わないことに決めた。冬の終わりまでに靴・服合わせて10点は処分したい。

■ゴール設定

  1. 17個使っている衣装ケースのうち2つを空にする *子ども用にする →達成!2つ空にできた!子どもの学校用品を収納した。
  2. 床まで溢れた本を処分し手元に残したい本を3台の本棚にしまい切る →少し本が減った。あと40冊くらい本を処分すれば入りきるかも。

■IN:購入したもの

  • 0: 何も買っていない!

全く物欲がなく、この30日間は何も買わなかった。

■IN/OUT 収支

  • IN(増えたもの): 33
  • OUT(減ったもの): 330
  • 収支 OUT: 297

330日間で297個ものを我が家から減らす事ができた。

ここまで不要なものをどんどん捨ててきたが、未だ本丸に手を付けられていない思いはある。結局手つかずの引っ越し段ボール箱はまだ残ったままだし、CD・DVDの処分はほとんど進んでいない。洋服は冬の終わりまでに10枚くらいは処分できそうな気がする。しまっておいた冬物を出して着てみるとやや傷んでいる服も結構含まれていた。今シーズン着潰してしまおうと思う。

■今月の1枚

アーティゾン美術館で開催していた、山口晃の「ここへきてやむにやまれぬサンサシオン」展で展示されていた「馬からやヲ射る」。2020年東京パラリンピックポスターの原画だ。

パッと一見すると若武者が山口晃お得意の機構じかけの馬に乗っているのかと思ったがよく見ると若武者には腕がない。歯と爪先を使い弓を引いているのだ。機構じかけの馬もいつもと少し様子が違う。車いすバスケットボールの様なホイールが付いている。背景もよく見ると福島第1原発の四角い建屋があるし、放射性廃棄物を詰めたフレコンバックが積み上がっている。

展覧会では山口氏が五輪ポスターの作成を引き受けるまでの葛藤を記した漫画仕立てのエッセイが展示してあった。アーティストが国策事業に参画する事のセンシティブさが伝わった。日の丸を背負う事を誇りと捉える人もいると思うが、アートが人々に直感的に情報を伝達できる力を持っているいるばかりにプロパガンダに利用されてしまう可能性をはらんでいる事を改めて考えさせられた。