365日のIN/OUT

アラフィフの女が毎日モノを捨てる日記。2年目

Day360: 本「慶応義塾幼稚舎の理科教育 直接経験と採集理科の100年」

OUT ♯360 本「慶応義塾幼稚舎の理科教育 直接経験と採集理科の100年」

子どもが小学校受験を検討した際、学校研究のため購入した。慶応義塾幼稚舎はコロナ禍においてそれまで年1回開いていた学校説明会を中止した。学校へ足を運んで校風を体感できる貴重な機会が失われ困った家庭も多かったと思う。他校は代わりにオンラインで学校説明会を開いたりしていたが、慶應義塾幼稚舎は行わなかった。通っている幼児教室経由で情報は収集したが足りない。情報が足りないと完成度の高い願書が書けないのでこの本を購入した。我が家が慶應義塾幼稚舎に興味を持ったのはまさに理科教育と体力を養う校風からだったからだ。慶応義塾幼稚舎は生徒しか利用できない「サイエンスミュージアム」を持っている。こんなリッチな学習環境はなかなかないだろう。受験にあたっては子ども本人のモチベーションも必要だ。我が家はこのサイエンスミュージアムを動機づけに使おうとしたため、この本でサイエンスミュージアムにはどのような展示がされているか、どのように学校で活用しているかを垣間見ることができ良かった。欲を言えばもう少しミュージアムの展示内容に踏み込んでほしかったが。

そんな風に親も多大な労力をかけて挑んだ慶応義塾幼稚舎の試験は残念ながら不合格だった。もともとそんなに志望度は高くないけど幼児教室の生徒が全員受けるので流されて受験していたこともあったし、幼児教室からもご縁を持たないフリー合格はかなり厳しいと聞いていたので当初さほど期待もしていなかったのだが、試験後の子どもからの聞き取りから、サーキット運動は完璧、絵画作成中にはすべての先生にお声がけをいただき、ある先生からは「おうちにお伺いして、あなたの作った〇〇をごちそうしてくれる?」まで言われたとの事で「もしかして合格しちゃったかも!?」とうっかり期待してしまったため、Webで合格発表を確認し、不合格の画面を見て思いがけずダメージを受けてしまった。第一希望でなくても不合格という結果は、やはりそれなりに辛い。

慶應義塾幼稚舎の男子受験倍率は約10倍だ。わが子も合格の可能性もあったかもしれないが結局同じくらいよくできた受験生が複数いたのだろう。幼児教室の先生曰く「どの子も最終的には『本当にこの子はこの学校にピッタリ!』という学校に合格し進学していく」と言っていた。確かに受験が全て終わり幼児教室の仲間にどこの学校へ進学したか聞くとその通りなのだ。優等生のあの子は早実、スキのないあの子は雙葉、明るく優しいあの子は立教など…わが子も楽しく過ごせる学校に進学した。

なかなか思い出深い本だが、我が家には不要なので処分する。